プロジェクト内容

 2012(平成24)年9月に香住小学校の新校舎が完成しました。

 

 移転準備をすすめている中で、旧校舎の器具室から『スタインウェイ』のグランドピアノが見つかりました。調べてみると1926(大正15)年に購入された大変貴重で歴史のあるピアノだとわかりました。

 

 香住小学校の120年近い歴史のなかで、シンボルであった「大松」がなくなっただけでなく、新校舎の完成に伴い、数十年に及び役目を終わらせることとなった旧校舎。この年にわたしたちの前に再び姿をあらわしてくれたピアノは、木造校舎の時代から残る香住小学校の唯一の思い出の作品であり、多くの卒業生がその音色を耳にしてきたピアノです。新校舎の完成とともに、先人の想いの詰まったピアノを大切に後世に伝えていくことが、今を生きるわたしたちの役割ではないかと考えました。

 

 そんな想いから、この「スタインウェイ」ピアノを復活しようというプロジェクトがスタートしました。

 

 この「スタインウェイ」ピアノ修復には多額の費用が必要となります。本プロジェクトの趣旨をご理解いただき、募金活動への皆様のご協力をお願いいたします。

香住小学校のスタインウェイピアノ

「スタインウェイ」とは

1853年にニューヨークで設立されたスタインウェイ&サンズ社によって製造されたピアノ。

世界で最も有名なピアノの代表格であり、世界のピアノメーカー御三家のひとつに数えられます。

ドイツ、ハンブルクとニューヨークに生産拠点があり、香住小学校の「スタインウェイ」はシリアルナンバーよりハンブルクで製造されたものだと判明しています。